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エアコンの購入時期はいつがお得?業界の事情を交えつつ教えちゃいます

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最近ようやく涼しくなってきましたが、この時期は使いすぎたエアコンの電気代にガッカリする時期でもありますね(我が家がそうです)。

 

さて今年の夏は例年に比べると過ごしやすかったように思いますが、こういう年の秋頃はエアコン購入にはもってこいです。

 

家電業界に携わっていた者として、その理由をお話しします。

  

 

季節家電が入れ替わる時期

 

季節家電は、衣料品と同じようなタイミングで商品が入れ替わります。

 

暖房器具であれば10月初旬から店頭に並び始めて、3月が過ぎる頃にはほとんどが店頭から姿を消します。逆に冷房器具は扇風機を中心に4月頃から徐々に店頭へ出し始めるのです。

 

そしてエアコンは冷暖房ともに使用しますが、1年中売れているのかといえば実はそうではありません。冬はほとんど売れず、夏場に集中して売れる商品です。

 

各製造メーカーも、エアコンの新製品を投入してくるのは毎年4〜5月頃。販売店では毎年6月までにエアコン売り場を拡大して繁忙期に備えます。そして10月に入るとエアコンコーナーを縮小して、逆に暖房商品を陳列し始めるのです。

 

この商品を入れ替えるサイクルが重要で、エアコン売場が縮小し始めた頃に展示から外れた旧モデルが処分価格として安くなる場合があります。

 

このタイミングが概ね9〜11月。その年の気温によっても違いますが、目玉品が出やすい時期なのです。

 

エアコンは10年以上使用するのが当たり前の商品ですから、2・3年前のモデルでもそんなに大きな性能の違いはありません。

 

機能に特別なこだわりがなければ、家電量販店を回ってみると良いでしょう。掘り出し物に出会えるかもしれませんよ。

 

 

会社決算との関係

 

仕入れが発生する商売というのは『在庫回転率』を気にする必要があります。特に家電量販店のように大量の商品を一括で仕入れる商売は、常に売上と在庫のバランスを気にしています。

 

1年中販売している商品は良いのですが、季節家電(エアコンや暖房器具など)は時期を過ぎてしまうとそのまま翌年まで倉庫で眠ってしまうことになります。ですから予想に反して大きく売れ残った場合は、多少の値引きや処分価格が適用になる可能性が高いのです。

 

また規模の大きな家電量販店は、その多くが9月末に中間決算を迎えます。バイヤー(仕入れ担当者)は、このタイミングでメーカーとの大幅な価格交渉をしています。

 

時期を逃してしまった旧型のエアコンなど、原価を下げてもらえるような交渉がされているのです。

 

そういった面からも9月〜11月頃はエアコンの『買い時』と言えます。

 

 

繁忙時期にエアコンを買うのは避けた方が良い理由

 

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既述の通りエアコンが最も売れるのは夏場に集中していて、7月〜8月にピークとなります。皆さん暑くなってから買いに来るのですね(笑)。

 

この時期になると、どの電器店でもエアコンコーナーは大忙しとなり店員の数が足りなくなります。すると、エアコンにあまり詳しくない店員さんがエアコンコーナーで接客していたり、またメーカーから派遣されてきた人が接客応援で手伝うことになるのです。

 

エアコンの大きさや性能はカタログを見れば説明出来るでしょう。しかし工事内容については、ある程度の知識や経験が必要になってきます。

 

そうすると設置時に余計な工事代が別途発生したり、設置が出来なくてトラブルになったりというケースが多くあります。

 

エアコンの工事というのは住宅毎に様々なケースが想定されるので、こればかりは経験が必要になってきます。カタログを読んだだけでは分からないことが多くあるのです。

 

ですから工事内容に不安があるなら事前に無料見積もりをしてもらうか、お店が暇な時期にエアコン担当者から購入した方が間違いありません。

 

また売り場では接客効率を求められるため、繁忙期にしつこく値引き交渉をしても応じてくれない可能性が高いです。そんな時間があったら別の接客をした方が売上も利益も取れますからね。

 

 

繁忙時期の工事業者は時間に追われている

 

実はエアコンを取付している工事業者さんも、7〜8月は一番の繁忙期となります。

家電量販店ではより多くのエアコンを販売するために、様々なところから工事業者を集めてきます。いくら店頭でたくさん販売しても、設置する業者がいなければ納期がずっと先になってしまうからです。そのため普段は取引のない工事業者が夏場だけ数多く雇われます。

 

そして工事業者は1日に多くの件数を取付しなくてはならないため、時間に追われながら作業をすることになります。この時期は工事業者にとっても稼ぎ時となるので、効率重視で仕事をこなしています。

 

いい加減な仕事をしているとまでは言いませんが、他の時期と比べて比較にならないほど仕事量に差があります。そうなれば、どんな仕事でも煩雑になってしまうことは容易に想像出来ますよね。

 

それに比べると9月〜11月は閑散期となるので、ゆとりを持って設置が可能となります。季節的にも屋外での作業がしやすい気温なので、工事業者にとっては都合が良いのです。

 

真夏の炎天下のなかで時間に追われている業者と、過ごしやすい天候の下で余裕をもって仕事する業者。果たしてどちらに工事を任せたいですか?

 

 

 

繁忙期の方がお得になるケースとは

 

ここまで書くと夏場にエアコンを買うのはやめた方が良いように思われそうですが、必ずしもそうではありません。工事代が別途発生するような設置の場合、繁忙期に購入した方がお得になることがあります。

 

エアコンの繁忙期になると、各量販店は様々な特典を用意して差別化を図ります。

 

例えば、買い替えのお客様に対して古いエアコンの取り外し代を無料にしたり、電圧変更やコンセント増設をサービスしたり、化粧(配管)カバーを無料にしたり、といった具合に工事内容で他社と差別化をしてくるのです。

 

こうしたエアコンの付帯工事は、有料でお願いすると結構な代金が発生します。ですからエアコンの工事見積もりが高いという場合には、逆に繁忙期(7月〜8月)の購入特典を利用すれば工事代が安くなる場合もあるのです。

 

必ずしも本体代金だけで単純に比較出来ないのが、エアコン購入の難しいところですね。

 

 

まとめ

 

以上のように、エアコンは工事内容によってもお買い得な時期が違ってきます。

 

少しまとめると、

 

・標準工事費のみで設置が可能なら、9月〜11月に旧型モデルを狙うと目玉品が見つかる可能性大

 

・付帯工事費が発生するなら、特典の多い7月〜8月がお得になるかも

 

・繁忙時期は販売店も業者も大忙しなので、丁寧な対応を望むなら個人的にはあまりオススメしない

 

と言ったところでしょうか。

 

業界側の事情も含まれるので恨まれてしまいそうな内容でしたが、これからエアコンを検討されている方は参考までに。

 

 

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