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自己責任で。

小さな話をタレ流す雑記ブログ

サーフィンが東京オリンピックで正式種目に決定〜サーフィンに対するイメージが良くなることに期待

スポーツ 社会 事件

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2020年の東京オリンピックで追加種目として選ばれていたサーフィンが、正式種目として決定しました。
 
世界初のサーフィン五輪に世界のトッププロ達が日本に集まるとしたら、とんでもないイベントになりそうです。開催予定の千葉(一宮町)では早くも盛り上がっているようで、これを機に町おこしが展開されるかもしれませんね。
 
しかし日本ではサーフィンというスポーツは文化として根付いていないので、どちらかといえば軟派なイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。学校の部活動でもあまり聞いたことがありませんし。

 

スポーツというよりファッションのような感覚で捉えている人もいるようで、私の周囲の反応を見てもそのように感じます。
 
とりわけ間違ったイメージを払拭するべく、少しサーフィンのお話をしてみます。
 
 

サーフィンはスゴイという誤解

 
とんとご無沙汰していますが、私は10年ほど前にサーフィンを始めました。といっても近年は海へ入っていませんし、1シーズンに5〜6回程度しか行ってなかったので『サーファー』と呼ばれることには抵抗を覚えるレベルです。
 
そんなことはさておきサーフィンをやっていると言うと、それだけで『スゴイ』とか『カッコイイ』と茶化されるのですが、当の本人からすれば何がスゴくてどこがカッコイイのか理解出来ません。
 
おそらく彼ら・彼女らは、ショートボードで華麗にカットバックとかしている姿を想像しているのでしょうが、実際に海で見かけるサーファー達はほとんどがそんなレベルではありません(サーフスポットによるのでしょうが)。
 
ましてや映画で見かけるようなどデカイ波に立ち向かっていくなど、よほどのレベルでなければ出来ません。場合によっては命がけとなります。
 
サーフィン人口が少ないがゆえに、サーフィンをやっている=大波でカットバックをキメている姿しか思い浮かばないのでしょうね。おおよそ一般的なイメージと実際のそれとがかけ離れたスポーツだと言えます。
 
ちなみに私はロングボーダーで技術も未熟なので、はたから見れば巨大な洗濯機のなかでもがいているオヤジにしか見えないことでしょう。
 
 

サーファー=カッコイイは幻想

 
サーフィンをやっていると「カッコイイ」と言われることがあるのですが、サーファーにどれほどの理想を重ねているのでしょうか。
 
ほんのり日焼けした肌に筋肉質でスラリと伸びた手足と逆三角形の肉体美に顔は面長で切れ長の目に長いまつげと茶色い髪の毛がサラサラ風になびいて白い歯がキラリと眩しく少しワイルドな雰囲気のナイスガイばかりが揃っているとかいないとか・・・。
 
残念ながら違います。ごくまれに、そういう人もいますけれども。
 
私(サーファー)から見たサーファー像は、
 
ほんのり日焼けした首や手足とは裏腹にウェットスーツのおかげで体だけ白くて色を塗り間違えたプラモデルのようなカラーリングに筋肉質かもしれないけどなかにはお腹が出ている人もちらほらいて顔は無精ひげに髪はボサボサで風になびくと砂がパラパラ落ちてきて時々鼻から海水がポタリと垂れてくるとかこないとか・・・。
 
違っているサーファーの方はスミマセン。
 
おまけに車の中はサーフギアがゴチャゴチャと積まれていて足元は砂だらけ。サンダルのままズカズカとどこへでも入っていくというガサツな人種。
 
こんな感じなので、サーファー=カッコイイという意味が私には分かりません。これまた一般的なイメージばかり先行しているのは、サーフィン人口が少ないからでしょうね。
 
いや、もしかしたら私の周囲だけなのか・・・。
 
 
 

泳げないからムリと言われるサーフィン

 
さてそんなサーフィンですが、やったことない人に「一緒に行こうよ」と誘うと「泳げないからムリ」と断られることが多いです。経験がないとか道具がないという理由ではありません。『泳げない』というのが一番の理由だそうです。
 
私は小学校の頃にスイミングスクールに通っていたので、泳ぎは少なからず自信があります。ですから初めてサーフィンへ誘われた時も、そうした抵抗は全くありませんでした。
 
しかし実際にやってみると、全くと言っていいほど泳ぎとは関係ありません。ボードから投げ出されてもリーシュコードで繋がれているので、ボードをたぐり寄せてくれば泳ぐ必要もないからです。
 
ただ水に浮いていることすら出来ないというのなら無理もありませんが、泳ぐという動作はまず必要ありません。何より初心者は足の届く浅瀬で練習するでしょうし。
 
ですから泳げないのでサーフィンはやらない、というのは違う気がします。それほどサーフィンというスポーツがどういうものか理解されていないのでしょう。
 
 

サーフィンは過酷なスポーツ

 
はたから見れば優雅に波の上をスイスイと滑っているように見えるサーフィンですが、実はとても過酷なスポーツです。
 
たえず動いている水上で抵抗の大きいボードを操るというのは、とても負荷がかかります。しかも自然の波が相手だと理論が通じません。経験と勘がものをいうスポーツです。
 
また波を相手にしていると予期せぬ方向へ体を動かさねばならず、時には大ケガをすることも。本格的にやっている人は筋力トレーニングや柔軟体操などは欠かさずやっているのではないでしょうか。
 
全身を使うことになるので、体がなまっていると指の先まで筋肉痛になります。とてもファッション感覚で出来るようなスポーツではありません。
 
『陸(おか)サーファー』という言葉がありますが、そうしたファッション先行のおかしな文化がサーフィンというスポーツを誤解させている気がします。
 
 

サーフィンにハマる理由

 
サーファーと呼ばれる人達のなかには、人生を捧げていると言っても過言ではないような生活をしている人もいます。なぜこれほど魅了されるのでしょうか。
 
これはやったことがある人にしか分からない魅力があるからです。
 
サーフィンは自己満足のスポーツです。波に乗れたときの爽快感とか達成感、波に乗れなかった時の悔しさ、波待ちしている時の無心になっている時間など。『自然と一体になって・・・』などと綺麗事を言うつもりはありません。ただ、サーフィンでしか味わえない満足感があるのです。
 
私が始めたきっかけは単純に興味本位からですが、たった一度誘われて行ったサーフィンにすっかりハマり、その帰り道に自分用のウェットスーツを買いに行ったのを覚えています。
 
向き不向きもあるでしょうが、私の周囲でサーフィンをやっている人達はだいたい同じような経緯。やってみたらハマったという人ばかりです。
 
ですからサーフィンがオリンピック種目となったことは、日本において大きな意義があります。学校の授業などを通じて体験する機会が増えるとしたら、サーフィン人口は一気に増える可能性があるのです。
 
 

あとがき

 
日本は島国ですからサーフィンの出来るスポットはたくさんあります。もっとサーフィン人口がいてもおかしくないと思うのです。
 
スポーツとして根付いていないのは、そもそもサーフィンに接する機会がないからでしょうね。どういうスポーツか理解されておらず、イメージばかりが先行しているのではないでしょうか。
 
東京オリンピックで正式種目となったことで観戦する人も増えるでしょうし、また興味を持つ人もいるはず。学校の授業や部活動といった体験の場が増えることも予想されます。
 
今までは一部のスポーツ用品店や専門ショップしか取扱いがなかったサーフギアも、今後は身近なところで手に入るようになるかもしれません。日本はサーフィン後進国なので、ブームになれば大きな産業になるでしょう。
 
一般に認識されているような『カッコイイ』とか『チャラチャラした』という間違ったイメージが払拭されて、硬派なスポーツとしてサーフィン人口が増えるたらいいなと期待しています。
 
 
 
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