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アップル新製品の裏で翻弄される販売店

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そろそろ次期iphoneが発売されそうなムードですね。
 
最近のiphoneは毎年9月10日前後に発売されていますので、そろそろカウントダウンでしょうか。
 
アップル・フリークにとっては、さぞ待ちきれない瞬間でしょう。
 
しかしその一方で、販売店にとっては憂鬱だらけのイベントとも言えます。アップル製品はメーカーのルールが厳しいために、販売店が翻弄されているからです。
 

 

アップルの徹底した情報統制

 
ファンの方々はご存知だと思いますが、アップルの情報は発売直前まで非公開となっています。ですから毎年この時期になると、次期製品についての様々な噂や憶測がネット上でも飛び交っていますよね。
 
アップルの情報統制は非常に厳しく、新製品については一切の情報が市場には出てきません。特にiphoneのような人気商品となれば、販売店でさえ発売日直前にならないと分からないのです。
 
新型iphoneの場合、商品や展示機が到着するのは早くても発売日前日の夕方以降。場合によっては当日の朝なんてこともあります。さらに荷物の到着時間や開封時刻までメーカーが指示しています。
 
このように厳しい管理がされるため、発売日より前にアップルの展示品が店頭に並ぶことは絶対にありません。
 
これほど情報統制が厳しいのも、自社製品に対するアップルのこだわりと言えるでしょう。
 
 

展示品の陳列にも厳しいルールがある

 
こうした事情もあり販売店が展示機の陳列準備をするのは、発売日前日の閉店後か当日の開店前に行います。
 
またiphoneについては当日までデモ機の電源を入れることが許されません。アップルがデモ機の端末を管理しているため、通信履歴でバレてしまうそうです。
 
陳列方法についても厳しいルールが定められており、展示台の色や高さ・展示する位置(mm単位で定められている)・pop類・価格表に至るまで指定されています。
 
もちろんアップル製品の周辺に関係のないチラシなどを置くことは御法度で、こうした細かいルールに従わなければ取扱店としての資格さえ失いかねません。
 
これほどまで気を遣いながら準備をしなくてはならないため、販売店では陳列のための人員確保などシフト調整も強いられます。
 
 
 
 

発売日当日は開店前から大忙し

 
そして発売日当日には多くのお客様が訪れます。販売店では開店前から並ぶ人の整理に追われ、開店と同時にカウンターは人だかりが出来ます。
 
なかには様子見だけの客も多数いますが、商品について説明を求められても対応している暇などありません。買い求める人の対応を総出で行うことになります。
 
地域によっても違うでしょうが、都心に近い販売店ともなれば一日中接客に追われることになるようです。人員の不足している販売店では休憩もままならぬ状態となります。
 
ただし発売日に十分な在庫が入ってくることはありませんから、量販店では半日ほどで完売となってしまいます。
 
売り切れたあとは商品説明や予約受付、在庫を求めて来た客に対するお詫びの対応に追われるのです。
 
 

それでもなおアップル製品を販売したい理由

 
これだけ影響力のある商品ですから、販売店もアップル製品に対しては万全の体制で臨みます。
 
実はアップル取扱店は、メーカーの厳しい基準をクリアしていないと販売が出来ません。先に述べたような陳列方法の遵守に加えて担当者の選任、さらには販売台数も一定の条件をクリアしていないと販売が許可されないのです。
 
全国展開している大手の家電量販店でさえ、アップル製品を取り扱っている店とそうでない店があります。これは販売店の都合ではなく、アップルから取扱店として認められていないためです。
 
スマホでもパソコンでも圧倒的なシェアを誇るメーカーだからこそ通用するマーケティング手法だと思いますが、大量生産・大量消費という日本の商慣習にそぐわないスタイルです。
 
それでもなおメーカーの意向に従いアップル製品を取り扱うことは、もはや販売店にとって『ステータス』であるとも言えそうです。
 
 

まとめ

 
このようにアップルの新製品発売の裏側では、販売店が右往左往しているのです。
 
こうしたマーケティング戦略に対しては批判も多いようですが、私個人的にはむしろ歓迎すべきだと思います。もちろん、製品に対してこだわり抜いてきたアップルだからこそ通用する手法ですが。
 
アップルは『欲しい人に適正な価格で供給する』ことを徹底しているため、こだわった製品を生み出すことが出来ているのでしょう。
 
しかしその裏で販売店が振り回されているという事実があることは、メーカーも消費者も理解して欲しいものですね。
 
 
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