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自己責任で。

小さな話をタレ流す雑記ブログ

好きなコトに仕事を見出すサラリーマン

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よく「好きなことやってメシ食えたらいいなぁ」などと言いますが、この場合『好きなこと=仕事』であるという考え方ですよね。
 
例えば、野球が好きでプロ野球選手になるとか、音楽が好きでミュージシャンになるとか、飛行機が好きでパイロットになるとか…。どちらかと言えば、夢で語られる職業が多いです。
 
そんな夢物語ではなく、身近にある好きなコトを追い求めて生活の場を移し、そこで仕事を見つけて暮らしている人達がいるという興味深い話を耳にしました。

 

 

大洗町に生きがいを求める人たち

 
茨城県東部に位置する『大洗町(おおあらいまち)』という静かな町があります。
 
ここはアニメ『ガールズ&パンツァー』(以下ガルパン)の舞台となった場所で、ファンの間では”聖地”と呼ばれている町です。
 
 
* 以前これに関連した記事を書いています。
 
ガルパンのテレビ放送は2013年に終了したのですが、その後も劇場版が映画上映されるなど人気が衰える気配はありません。今でも多くのファンが大洗町へ訪れているようです。
 
その大洗町の食堂へ立ち寄った際、おかみさんから興味深い話を聞きました。
 
ガルパンのファンは熱心な人が多く、この大洗町に引越してくる人も少なくないのだとか。
 
「引越してきちゃった人、30人以上はいるんじゃないの?」と仰っていました。
 
しかもその大半は社会人である20〜30歳台のサラリーマンだそうです。
 
→『ガルパンが好きだから、大洗町に行ってみよう』
 
→『大洗町にもっといたい』
 
→『大洗町に住もう』
 
→『大洗町で仕事を探そう』
 
と生活の場を大洗町に移してしまうのだそうです。
 
 

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ガルパンのファンに人気の高い『桜井食堂』。おかみさんがとても気さくな方で、ガルパンにまつわる色々なお話を聞く事が出来ました。
 
 

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* 店内の一角には、ここでしかお目にかかれない写真や色紙などがズラリ。戦車の模型は、地元の方が飾り付けして下さるそうです(許可を頂いて撮影しています)。
 
 

なぜ引っ越しするのか

 
ガルパン大洗町が舞台となっており、町並みが忠実に描かれているのが特徴です。地名はもちろん商店街の看板などもそのまま使われています。
 
つまり大洗町に訪れる人達は、そこにいるだけでガルパンの世界観を肌で感じる事が出来るのです。”聖地”と呼ばれている理由はそこかもしれませんね。
 
そして大洗町も、町全体でガルパンを盛り上げている様子が伺えます。
 
商店街ではいたるところにガルパンのポスターやのぼり旗が設置され、登場するキャラクターや戦車のパネルが店ごとに設置されています。そしてお店ごとに工夫を凝らし、ガルパンのキャラクターグッズやガルパンの名にちなんだ飲食メニューを提供しているのです。
 
アニメの舞台となった場所のすぐそばには、『ガルパンギャラリー』や『ガルパン喫茶』など、ガルパンにちなんだ専門店もあります。
 
大洗町主催でイベントも時折開催され、ガルパンの声優さんなどアニメの関係者が訪れることもあるようです。
 
まさに『そこにいるだけで癒される』『何度でも来たくなる』そんな仕掛けがされている町なのです。
 
いっそ大洗町に住みたい、というファンの気持ちも分からないでもありませんね。ディズニー好きな友人が『ディズニーランドに住みたい』と言っていたのを思い出しました(笑)。
 
 

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* 大洗の町中では、いたるところにキャラクターパネルが設置されています。これらを撮影するファンの姿を多く見かけました。
 
 

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* 大洗マリンタワーにある『ガルパン喫茶』の店内。曜日に関わらず、毎日多くのファンが訪れるようです(許可を頂いて撮影しています)。
 
 

大洗には仕事がない?

 
食堂のおかみさんは、そうしたファンの人達から直接話を聞いているそうで、
 
「大洗に来たって仕事なんかないよって言ってあげるんだけどねぇ、仕事はあとから考えるって言って引越してくるんだよ〜」
 
と笑っていました。
 
全く土地勘のない遠方から引越してくる人もいるそうで、そういう人達は住み始めてから仕事を探すのだそうです。
 
職種は様々で、あまりこだわっていない人も多いのだとか。彼達にとっては『大洗町に住む』ということが大切なのであって、仕事は二の次なのでしょう。
 
なかには地元の交通会社へ就職し、大型免許を取ってバスの運転手をしている人もいるそうです。
 
大好きな大洗の町中を戦車ではなくバスで走る。まさに仕事が生きがいとなっている良い例ですね。
 
 

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* 太平洋のすぐそばにある大型ショッピングモール『大洗リゾートアウトレット』。週末には駐車場が満車になるほどの賑わいを見せています。
 
 

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* 大洗まいわい市場のラッピングカー。大洗の町中を走る電車やバスにも、こうしたガルパンのラッピングがされています。
 
 

好きなコトが生活の一部となっている人達

 
仕事そのものが生きがいでなくても、好きな場所(アニメ)に生きがいを求めて仕事をする。すごく羨ましいことです。
 
大洗町で生活をする事』が生きがいであるならば、どんな仕事内容であれ『好きなこと=仕事』と言えなくもありません。
 
お金(=生活)のためではなく、好きなこと(=生活)のために仕事をするという生き方もあるのだな、と考えさせられました。
 
生活そのものに生きがいを見出す事が出来れば、サラリーマンも楽しくなるのでしょうか。
 
日々追われる過酷な業務とノルマの中で、私が生きがいを見出すのはもう少し先になりそうです。
 
 
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