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自己責任で。

小さな話をタレ流す雑記ブログ

ちょっとした気遣いが、周りをほっこりさせたお話

雑記

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今日は、はてなブログの『今週のお題』のテーマを見て、過去にあった『ちょっとイイ話』を思い出したので書いてみます。

 

マナーとは関係ありませんが、電車内での心温まるお話です。

 

 

特別お題「心温まるマナーの話」 by JR西日本
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/jrwest

 

  

今からもう20年以上前でしょうか、アルバイト先へ向かう電車内での出来事です。

 

日中で車内は空いていましたが、乗降口付近で立っているサラリーマン風の中年男性がいました。

 

駅についてドアが開いた時のこと。

その中年男性は開いた扉に向かって突然

『いらっしゃいませ!』

と軽くお辞儀をしたのです。

 

私はビックリしてそちらを向いたのですが、周囲の方も驚いた様子でした。

どうやら商売の癖が出て間違えたのでしょうか、その男性はすぐに

『あっ・・・んんっ・・・えっ・・・スミマセン、間違えました・・・』

と咳払いまじりに小声で謝りながら顔を背け、気まずそうにしていました。

 

そして開いたドアの向こうからは

『よっこらしょ』

と言いながら、初老の女性が乗車してきました。

 

その中年男性は自分の行動が気まずかったのでしょう。ためらいながら、女性とすれ違いざまに降りようとしていたかに見えました。

 

すると乗ってきた初老の女性が、男性の膝を”ポン”と軽く叩き、

『あらまぁ電車に乗るだけでそんな事言われるなんて、何だか嬉しいわ』

と言って、にっこり笑いかけたのです。そして素早く

『商売か何かしている方?考え事でもしてた?』

と話しかけたのです。

 

降りようとしていたかに見えた中年男性も照れ臭そうに

『えぇ・・・スミマセン、ちょっと勘違いして・・・』

と言い訳をしながらも、立ち止まって話し始めました。

 

そのまま男性は降りる事なくドアは閉まり、電車が走り始めました。

席は空いてましたが初老の女性は座る事なく、その中年男性とずっと立ち話をしていたのです。

電車の音で内容は聞き取れませんでしたが、とても楽しそうに会話をしていました。

 

次の駅に到着し、その男性は軽く会釈をして降りていきました。

初老の女性も『はい、頑張ってね』と笑顔で返し、空いてる席へ向かいます。

 

おそらく初老の女性は、気まずそうにしていた男性に気を遣ったのでしょう。座りたかったのを我慢し、恥を掻かせまいとして男性とお喋りをしていたのだと思います。

 

ただ単に気さくな人柄だったのかもしれません。しかし、その女性がとった行動はとても勇気があり、そして思いやりのあるものでした。

 

私も周囲の人も、何もなかったように見ていただけでしたが、なんだか電車内全体がほのぼのとした雰囲気になったのを今でも覚えています。

 

たった一人の何気ない行動が周囲の皆んなを幸せにする、私もそんな風に年齢を重ねていきたいなと思いました。

 

皆さんはどうですか?同じような行動がとれますか?

 

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