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自己責任で。

小さな話をタレ流す雑記ブログ

自分の会社に興味がない現代のサラリーマン

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さて3月を目の前に、多くの企業が決算前の追い込みに入っていると思います。
 
特に営業職など数字に追われる部署の方は、会社からの叱咤激励(?)を受け奔走していることでしょう。そんな中で、最近ふと疑問に感じた事があります。
 
会社は年間の業績を確定し決算書として発表するわけですが、はたして部下達は自社の業績についてどの程度把握しているのか?という事です。

 

 

自分の会社に関心のない人が多い

 
大きな企業であるほど、サラリーマンにとって自分の会社がどういう経営状況かという事は、あまり関心がないようです。しいていえばボーナスの時ぐらいでしょうか。
 
私の勤めている会社は一部上場の企業ですが、会社全体の業績や株価・資本金などを部下に尋ねても把握している人はほぼ皆無でした。
 
他の企業に勤めている友人にも聞いてみましたが、やはり「知らない」「興味ない」という答えが返ってきました。
 
それぞれ個人や営業所の売上については把握していますが、会社全体の業績については理解していないのです。全員ではありませんが、印象として会社に対する執着心が希薄なように感じました。
 
 

会社の業績と給与・賞与は比例しない

 
会社の経営状態が順風満帆であっても、サラリーマンの年収がそれに比例するとは限りません。
 
現に私も管理職として昇進してきましたが、10年ほど前と比べて年収が100万円ほど減少しています。私だけではなく、役職者が全員下がっているのです。
 
基本給のベースアップはあるものの、役職などの諸手当がその都度見直されており、管理職と呼ばれる人たちは給料が上がるどころか下がる傾向にあります。といっても役員の報酬は上がっているようですから、そこもブラック企業たる所以でしょうか(苦)。
 
そうした環境で働いているためか、家計の事で頭が一杯の社員が多いように感じます。
 
会社の経営状況と給与・賞与が必ずしも比例しない現代社会では、会社全体の業績など気にならないのでしょう。
 
言い換えれば『余裕のない生活をしている会社員が多い』のかもしれません。
 
 

 

 働き盛りの年齢で会社を辞めていく理由

 
そんな訳で同僚や先輩など、会社の中核を担う年齢になってから辞めていく人が結構います。同期入社は50人以上いましたが、現在分かっているだけで残っているのは4人です。
 
住宅ローンや子供の養育費などを考えると、給料やボーナスが安定しないのでは人生設計が成り立たないという理由が多いようです。
 
他社に勤める学生時代の友人も、30代から転職している人が何人もいます。親友も子供を2人抱えながらの転職でしたが、理由を尋ねると「給料が上がらない」「ボーナスが大幅に減ったので生活が苦しい」との事でした。
 
やはり人と会社との繋がりは「金」なんでしょうね。綺麗事だけでは、人を繋いでおくことは出来ない時代なのでしょう。
 
 

転職サイトが流行るワケ

 
そうした背景を受けての事でしょうか、転職サイトが活況なようです。良い大学を出て一流企業に就職し、そのまま終身雇用に身を任せて定年まで働くという職業観念は消えつつあるようです。
 
身分的観念と言っても良いかもしれません。卒業した大学名の肩書きが、その後の人生を左右するという時代ではないのでしょう。肩書きや経歴に価値観を認めず、自分の求める理想に従って仕事や生活を選択する人が増えているのですね。
 
厚生労働省から出典している『雇用動向調査』によると、転職入職率(一般労働者の転職動向)は長期的に高まっていると記しています。勤続年数別の推移を見ても『10年以上』の割合が、直近20年の間で約5%も低下していました。
 
なぜこうした現象が起きているのかといえば、経営者(会社)と労働者が求めている雇用意識にズレが生じている事が一因であると考えられます。
 
同じく厚労省の意識調査によれば、年功序列や終身雇用を良しとする労働者が約9割を占めています。それに対し、企業は年功序列を廃止する傾向にあります。安定雇用を求める会社員の声に対し、企業はそれに離反する動きになっているのです。
 
ですから人生の様々なステージが待ち受けている『働き盛り世代』で転職していく人が増えているのでしょう。転職需要が高まる昨今では、業種に特化した転職サイトも多くあります。
 
 

会社への忠誠と責任と目的と・・・

 
ずいぶん昔の話ですが、父と酒を飲みながら話をした際に「サラリーマンは親の死に目に会えない」と言っていた事を思い出しました。サラリーマンの覚悟を示した言葉だと思いますが、それほど必死で会社のために働いていたのでしょうね。
 
今の世代だってサラリーマンは必死だと思いますが、会社のために歯を食いしばっている人は少ないと感じます。いわゆる『愛社精神』というものはなく、つまりは家庭のために働いているのです。
 
悪い言い方をすれば『会社の将来よりも家庭が大事』という淡白な考え方ですね。当たり前のようですが、父の昔話を振り返ると現代のサラリーマンとはベクトルが違うと感じます。
 
既に父は他界してしまったので、その真意を問う事は出来ません。
 
かくいう私も、会社との距離を測りかねている自分に少し戸惑いながら、決算までの残り時間を全うしなくては。会社のためではなく家庭のために。
 
 
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