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小さな話をタレ流す雑記ブログ

収入が上がっても生活水準を上げてはいけない理由

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今から20年ほど前に、経理の実務を学ぶため会計事務所のお手伝いをさせて頂いた事があります。
 
といっても資格の勉強をしながら小間使いをさせて頂いただけです。わずかな期間でしたが、専門的な知識を必要とする職場だけあって学ぶ事がたくさんありました。
 
当時(平成7年頃)はバブル崩壊後で、どこも不景気な時代。私が経営を任されていた店も債務超過に陥り約2年後に会社を整理する羽目になりました。
 
時期を同じくして『山一証券』が倒産し、日本経済を大きく揺るがす事態となりましたよね(若い方は知らないかな?)。 

 

会計士さんから教わった教訓

 
そんな時期でしたから、会計事務所の顧問先でも苦しい経営状況の会社が多かったようです。それは素人の私でも、帳簿を見れば明らかでした。
 
しかし会計士さんと一緒に顧問先を訪れると、楽観的な経営者の方が多くてビックリ。「そのうち景気が回復すれば」とか「苦しいのは今だけだから」という感じです。バブル崩壊以前は景気が良かったので、時間が経てばいずれ・・・と安易に考えていたのでしょう。
 
さらに驚いたのは、経営が傾いているにも関わらず役員報酬は下がっていない会社が多いのです。色々と分析してアドバイスをしても、経営者の給与には手を付けない方がほとんどだそうです。その時に会計士さんが教えてくれました。
 
「人は収入が増えれば増えたなりの生活をしてしまうものだ。でも一度上がった生活水準を下げる事はなかなか出来ないんだよ」と。
 
経営者の方々は贅沢な暮らしに慣れてしまい、「いずれは〜」という言い訳を盾に、自分の生活水準(給与)を下げるという決断が出来なかったのでしょう。
 
今でもその教訓は忘れられません。というのも、友人や会社の同僚にも「親が自己破産してしまった」という人が少なからずいるからです。
 
私の親の世代(昭和20年〜30年頃に生まれた人)は働き盛りの年齢にバブル崩壊を経験しているので、バブル景気に溺れていた人たちは贅沢な暮らしから抜け出す事が出来なかった人もいるのでしょう。
 
 

シンプルに生きる事の大切さ

 
そう考えると最近流行りの『ミニマリスト』という言葉が腑に落ちます。
 
贅沢を求めないというより余計な物を持たないという考え方ですから多少の語弊はありますが、『必要最低限』という考え方は同じだと思います。
 
不要なものを無くして身軽に生きる。これって結構大切な事だと思います。
 
収入が増えても、その状態がずっと続く保証はありません。サラリーマンなら尚更です。そして生活水準を上げる事は簡単ですが、下げる事は非常に勇気がいるのです。
 
『欲しがりません勝つまでは』などと言うつもりはありませんが、『何事も腹八分目』が一番ですね。
 
あえて『贅沢』というリスクを背負う必要はありません。ミニマムにいきましょう。
 
 
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