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小さな話をタレ流す雑記ブログ

マイホームの必要性と価値観

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人生の中でいくつか大きなステージがあると思いますが、結婚や出産と同時に『マイホーム』が人生設計として頭に浮かぶ人も多いでしょう。
 
将来を考えれば賃貸よりは持家のほうが良いと考えるのは、間違っているとは言いませんが必ずしも正しい判断とは思えません。

 

住宅ローンを組むという大きなリスク

 
『自己破産』する人が年々増加しているそうです。
 
表向きの原因として多いのは単純に生活苦や医療費の増加などとなっていますが、直接的な原因は『失業』『転職』『収入の減少』です。
 
テレビドラマのように、ギャンブルや買い物によるカードの使い過ぎといった派手な理由ではありません。
 
住宅を購入する際、通常は20年〜35年程度の長期にわたるローンを組みます。
 
審査する側(銀行)も、返済額が年収の何%以内かを基準に融資するわけですが、何十年にもわたって収入が安定して見込めるとは限りません。前述のように失業や転職、給与の減少など様々な要因を考慮しつつ融資するわけです。
 
しかし購入する側としては、将来の事をそこまで深刻に考えておらず、むしろ『一生に一度の大きな買い物だから』と、少々無理な返済計画で購入に至るケースが多いようです。
 
これは人生において、とても大きなリスクとなります。サラリーマンでさえ将来にわたって収入が安定している保証がないからです。
 
 

住宅を購入する際に注意すべき事

 

私自身、数年前にマイホームを購入しました。
 
転勤で社宅暮らしが続いていたため、将来や妻の事を考えての決断でした。その時の失敗談や周囲の体験談を踏まえて、いくつか注意点をお話ししておきます。
 

1.身の丈に合った住まいを探す

 
先にも述べたように『一生に一度の買い物』という先入観から、ついつい欲張ってしまう傾向があります。私もそうですし、友人も大概そうです。
 
特に若い人は子供の事を考えて、より大きな家を検討してしまいがちです。当然ながら毎月のローン返済額も大きくなりますし、大きな家ほど維持するのが大変です。
 
ですから、むしろ必要最低限という考え方で選んだほうが将来の事を考えれば賢明です。それによって家計に余裕が生まれれば買い替えも検討出来ますからね。
 

2.住宅ローン以外にも費用がかかる

 
賃貸と違い、家を購入すると固定資産税が発生します。
 
これは地価によって違いますので、住む場所がどの位かを把握しておく必要があります。私の家は都心から遠く離れた田舎ですが、それでも年間15万円程度の固定資産税がかかります。
 
つまり住宅ローン以外に毎月1万円以上の税金が必要になるわけです。
 
マンションの場合も、区分所有家屋として固定資産税がかかります。更に維持管理費や修繕積立費なども発生しますし、駐車場代も別の場合がほとんどです。
 
戸建住宅よりも毎月の出費はかなり多く発生します。住宅ローン以外に毎月必要な支出額を含んでおかないと、家を購入したのと同時に生活が困窮する羽目になりかねません。
  
 

 

3.近所とのお付き合いが発生する

 
戸建の場合は自治会、マンションの場合は管理組合などがあり、これもまた費用が発生します。
 
それ以上に厄介なのが当番制で自治会長や組合長など面倒な役割が発生したり、近隣の草むしりやゴミ当番など面倒なイベントもあります。地区によってはお祭りに駆り出されたりもするようです。
 
こうしたコミュニティも時には楽しいものですが、忙しいサラリーマンや共働きの家庭にとっては面倒以外の何物でもありません。
 

4.住宅設備は自分で管理しなくてはならない

 
電気・ガス・水道などの住宅設備についての故障・不具合が発生した場合、基本的には自分で何とかしなくてはなりません。マンションでも共用部以外については、その所有者の責任で管理する必要があります。
 
賃貸の場合は不動産会社やオーナーが所有しているので、ほとんどの住宅設備については管理会社へ連絡すれば無償で対応してくれます。
 

5.地震による倒壊や破損のリスク

 
住宅ローンを組む場合、火災保険はまず必須となりますが地震保険については任意となる場合が多いです。しかも火災保険と違って補償内容が手厚くない上に高額なため、加入しない人も多いようです。
 
私も地震保険には加入していませんが、家を建てた直後に東日本大震災が発生しました。家が茨城県で海に近い場所であるため、近所では瓦が落ちた家も多数あり半壊してしまった住宅もあります。
 
付近では電線も傾いておりコンクリートもあちこち破損してました。ニュースではあまり取り上げられませんでしたが、茨城の沿岸部ではかなりの被害が出ました。
 
幸いにも我が家は家具が一部倒れただけで済みましたが、もし倒壊していれば住めない家に30年以上ローンを払い続ける羽目になるところでした。
 
賃貸住宅であれば家が壊れても引っ越せばいいだけですからね。そう考えると地震の多い日本でマイホームを持つのは、やはりリスクが大きいと言えます。
 
 

メリットとデメリットを理解すること

 
何やら悪い面ばかりお話してしまいましたが、もちろんマイホームにも良い面はあります。
 
手に入れた時の充実感は何事にも代えがたいですし、私のように転勤ばかり繰り返してきた者にとっては尚更です。広すぎる庭の草むしりさえ楽しいと感じる事があります。
 
壁の薄い賃貸アパートと違って近隣に気を遣わなくてすみますし、ペットを飼っても文句言われません。愛猫が1匹同居してますが、おかげで壁やカーテンはボロボロです(笑)。
 
それでも賃貸ではないので気になりません。特に子供がいる家庭であれば、マイホームはメリットも大きいと思います。
 
しかし先に述べたようなリスクがある事も承知しておいて下さい。
 
私自身マイホームを手に入れて、全く後悔が無いかと言えばウソになります。会社の給与は下がる一方ですから、家のローン返済のために犠牲になるものもあります。知人のなかには、子供の養育費や学費のためにマイホームを手放したという人さえいます。
 
もしマイホームを検討している人がいたら、この先の長い人生とローンを天秤にかけてみて下さい。あせる必要はありません。老後までお金を貯めてから家を購入したって良いわけですから。
 
自分の家族とか趣味や生き方など、大げさかもしれませんがマイホームよりも優先すべきものがあるかもしれませんよ。