自己責任で。

小さな話をタレ流す雑記ブログ

100円ショップが支持されているワケ

f:id:teihanpatsu87:20160109212653j:plain

 
先日100円ショップへ行きました。
 
何か欲しい物があったわけではありません。通りがかりにふと気になったので寄ってみたのです。
 
なにが気になったのかと言えば、平日にも関わらず駐車場がほぼ満車だったので「何かやってるのかな?」と思い気が付いたらフラフラと足が向いていました。

 

なぜ100円ショップを利用するのか

 
店は誰もがお馴染みの『ダイソー』です。
 
中へ入ってみると、様々な層のお客様で賑わっており、2台しかないレジは列が出来ていました。
 
特にイベントをやっているわけでもなく普通の買い物客ばかり。皆さん何を買っているのかな?と見てみると、生活雑貨から、衣類、工具、玩具、食料品など多種多様です。
 
この店の周囲には大手スーパーが2つもあり、ドラッグストア3店舗に衣料品専門店、飲食店など様々な店があります。
 
繁華街とまではいきませんが、それなりに生活用品を買い求めるには十分過ぎるくらいの店がある場所です。
 
それにも関わらず、100円ショップが何故これほど支持されているのだろう?と不自然に感じました。
 
単なる好奇心で寄ったつもりでしたが、あまり利用する機会がない私にとって100円ショップは新鮮で、ついつい長居してしまうことに。
 
そして商品やお客様を見ているうちに「なるほどね」と思える点がいくつかありました。
 
 

100円ショップにしか売っていない物が多い

 
100円ショップに対するイメージといえば、失礼ながら「安かろう悪かろう」でした。
 
消耗品など安く済ませたい物を100円ショップで買えばいいや、という安易な固定観念で位置付けていたのです。
 
しかし店内を良く見渡してみると、おおよそ100円では買えなそうな品が豊富に取り揃えてあります。しかも、その多くはPB商品(プライベート・ブランド商品=自社開発商品)ばかり。
 
つまり他のスーパー・百貨店では販売していない物を数多く取り扱っているのです。
 
企業側としては、自社ブランド品を一括大量生産・流通させることでコストを下げる目的が先だったと思いますが、その自社ブランドこそが、ひとつのマーケットとして消費者に認知されたのでしょう。
 
現にそうした自社ブランドを扱わず安売り競争だけで流行っていた『ディスカウントスーパー』などは、バブル崩壊後のわずかな期間に姿を消しました。
 
こうした『100円=安い』というディスカウンターに始まり企業努力としてPB商品を充実させた結果、付加価値としての『100均(ひゃっきん)ブランド』を生んだのでしょう。
 
決して高級ブランドではありません。しかし固定ファンが多く存在している事は、店舗を拡大し続けている事実が証明しています。
 
 

玩具が豊富である

 
100円ショップで販売している商品カテゴリのひとつに、玩具があります。
 
いまや郊外に『おもちゃ屋さん』はほとんど存在しておらず、『トイザらス』か、大手百貨店や家電量販店での取り扱いが大半を占めています。しかも、その多くはゲーム機関連です。
 
一方で100円ショップは玩具の売場構成を大きく取り、ところ狭しと商品が並んでいます。しかも子供達は目を輝かせて、たった100円のおもちゃを手に取って嬉しそうに見ています。
 
そればかりか大人までもが、つい目尻を下げつつ見入ってしまうわけです(私だけか…?)。
 
このように、身近な店舗として玩具の品揃えを拡大させた功績は大きいと言わざるを得ません。
 
「最近の子供達は家の中でゲームばかり…」
 
というため息も聞こえてきそうな昨今ですが、外で遊ぶための玩具が近所で流通していないのも一つの原因かもしれませんね。
 
今や『駄菓子屋』もほとんど存在してませんから、子供が小遣いで買える玩具は近所で手に入りづらいのです。
 
 

 

時節に応じた商品を展開している

 
私がダイソーを訪れたのは11月初旬ごろ。街ではまだクリスマスムードが高まっていない季節に、店内ではクリスマス装飾品が数多く並んでいました。
 
こういう装飾品類って100円ショップ以外で買おうと思ったらどこへ行けばいいんだろう?と考えてみると、案外思いつかないですね。しいて挙げれば玩具屋かホームセンターでしょうか。
 
では100円ショップと玩具屋とホームセンターのうち、価格も含めてどれが1番身近にあるかと言えば、やはり100円ショップです(住んでいる場所にもよるでしょうが)。
 
こうした『かゆいところに手が届く』商品展開も、100円ショップの魅力の一つなのでしょう。
 
値段はともかく「100均に行けば売ってるんじゃない?」と思わせるだけの時節提案がされています。
 
こうした時節柄の商品は、薄利多売の小売店として扱いたくないはずです。在庫リスクが大きい商品ですから。
 
にも関わらず、これだけのボリュームで展開しているということは、市場ニーズに沿った商品展開をすることで支持されているのでしょうね。
 
これもPB商品を多く展開している企業の強みなのかもしれません。
 
 

100円以外(以上)の商品も扱っている

 
ダイソー店内を見てみると150円・200円・300円といった、100円ショップらしからぬ商品が多く陳列されていました。
 
帰りがけに気付いたのですが、お店の看板には『100円ショップ』とは書かれていないんですね(笑)。昔はあったと思うのですが・・・。
 
そもそも100円ショップで、それ以上の商品を扱っていることについては賛否両論だと思いますが、私個人としては良いと思います。
 
100円という枠では提供しきれない良質な商品を、あえて堂々と200円・300円・・・と販売しているのですから、それだけの価値があると考えられます。
 
実際に買い物している人達を見ていると、200円や300円の商品を買っていく人も多いです。
 
たとえば100円ショップで買い物をしている時に「もう少し大きいサイズが欲しい」と思ったら、わざわざ別の店へ足を運ばなくても、隣に200円で置いてあるわけです。
 
しかも前述のようにPBブランドが確立している店ですから、他の店で同様の商品を探すのは大変でしょう。
 
また100円の商品だけ陳列されているよりは、思わぬ『掘り出し物』に巡り会える可能性もあり、見ていて楽しくなります。
 
 

ネット通販と競合しない価格帯である

 
商取引のEC化が進んでいる中で、100円ショップの商品はEC市場とは競合しません。
 
価格帯を考えれば通販で扱うには無理があるからです。送料を考えれば店頭で購入した方が安いですからね。
 
それに100円ショップの魅力は何といっても品揃えの豊富さです。目的のものを求めて来店し、気づいたら関係ないものまで購入してしまっているのではないでしょうか。
 
データが取れないので想像になりますが、おそらくお客様1人あたりの平均滞在時間や購入点数は高いと思います。つまり商品1つの単価や利益は低いものの、1客あたりの購入単価は高いのです。
 
ですからネットでの通販で目的の商品を1〜2個購入しても儲けはありませんが、店での集客により購入点数がアップする事で商売が成り立っているのです。
 
もちろん、そうなるように工夫された結果である事は前述の通りです。
 
 

あとがき

 
以上のように、100円ショップが支持されている背景には、それなりの理由があるのだなと感じました。
 
わずか30分ほどのウィンドウショッピングでしたが、以前までのイメージを大きく変える発見でしたね。
 
私のように普段あまり100円ショップを利用しない方は、たまに時間をかけてゆっくりと覗いてみて下さい。
 
まだまだ気づかなかった事も多いでしょうが、これからもワクワクし続けてほしいなと期待しつつ、また今度新たな発見を探しに行こうと思います。